不毛な会話





「ちょっと何で着いてくんのよ」
「うんあれ犬猫って面白いな〜と思ってさ」
「あんった人のことバカにしてんでしょ!」
「あはははひょっとしてキレた?」
「ムカツクわね!」
「ていうのは冗談でたまたま行く方向が一緒なだけだよ」
「…なに、そうなの?」
「あ、今ちょっとがっかりした?」
「してないわよ…!」
「嘘々、してたね」
「――な…!」

絶句と同時読んだわけ?!とゆー具合に怒りか羞恥か、その両方だろうけれど顔を真っ赤にしたパーマの、
それさえも読んじゃいましたというように心読みは笑った。常のような、
男のくせに可愛いともきれいとも言える笑顔ではは、と。
まあもちろん、火に油な事に変わりはなく。


「ほんっと腹立つ!」
「オレは面白いよ」
すかさず睨めば、そーゆーパーマの反応がと更に。



「だいたいパーマパーマ言うけど、私はパーマじゃないっつの」
「ん、それって名前で呼んでほしいって事?」
「あんたのアリス最悪ね!」
「いや今のは読んでないよ」
「――!」


今度こそ文字通り絶句して、何も言えずパーマが口をぱくぱくさせていれば心読みは不意に
にやっと(にやっとしか表現できない顔で)笑った。


「パーマって意外に単純だよね」


普段からある意味でポーカーな彼の、初めてと言える位に表情の浮かんだその顔を見て。


──急に何て顔すんのよ。



と瞬時に思った事をかなり必死でパーマは押し殺そうとした。